教師版SDQを用いた4-5歳児の特別な支援のニーズ調査 ―地域と連携した特別支援教育早期支援の取り組みの出発点としてー
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概要
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奈良教育大学特別支援教育研究センターでは特別支援教育に関する研究および地域の関係諸機関との連携に力をいれている。その一環で奈良市における「発達障害早期総合支援モデル事業(2007~2008)」の計画と実施にあたり、SDQ(Strengths and Difficulties Questionnaire)によるニーズ調査および分析について深く関与した。SDQによって、奈良市幼稚園、保育園在園児の約10%に発達面の支援ニーズがあることが明らかになり、特に男児において多動や行動面、さらに情緒面の問題を有することが多いことがわかった。さらに4歳児よりむしろ5歳児になって行動面の問題を生じる男児が少なからず存在することが示唆された。センターの専門性を生かして関係機関と連携しながら、早期からの支援ニーズの把握とその子どもへの具体的支援策を講じることが重要と思われた。
- 2010-03-31
論文 | ランダム
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