理想の邸宅としての「院」-「六条院」再考のために-
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概要
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『源氏物語』に措かれた「六条院」は、フィクションにおける「邸宅の理想像」としてながく日本文学に大きな影響力を持った。とりわけその「四方四季」の庭園描写は、「御伽草子」などの貴族の邸宅の定型表現に受け継がれ、広い層の人々の考え方に浸透したと考えられる。理想世界の表現としての六条院形成を考える場合に、その源泉となったものとして、文学史的には『うつほ物語』で描かれた「吹上の宮」と(左)大将源正頼の邸宅「三条の院」とが挙げられるし、古注には「河原の院」または「六条の院」などが(準拠)としてあげられている。
- 1999-03-10
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