音楽科教育における合唱指導の一試案 ―「詩のボクシングjを取り入れた歌詞指導―
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概要
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本論文は、音楽科教育における合唱指導について、特に歌調の指導にしぼり研究を試みたものである。具体的な取り組みとして「詩のボクシング」に注目し、その内容や合唱活動との関わりを考察した。その結果、「詩のボクシング」に群読の形態を取り入れることによって、「詩のボクシング」の手法を活かした歌調の指導が、朗読活動と音楽活動を切り離すのではなく一体となったものとして扱う合唱指導につながると考えられた。次に「詩のボクシング」の手法を具体的な指導方法として取り入れた中学校1年生の選択教科音楽の授業実践結果を考察した。授業は国語科とも連携し、選択教科国語との合同授業も設定、お互いを「詩のボクシング」の対戦相手とするなど二教科による横断的学習を含むものであった。授業実践の結果、「詩のボクシング」の手法を取り入れた歌詞の指導が、歌詞についての感じ方やとらえ方を深め、合唱活動や歌詞についての追究活動への関心意欲を高めることに対して有効であるという示唆を得ることができた。
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