「経営人類学」の生起と理論的枠組-先行研究‘産業の人類学的研究’(1900~1950s)をふまえて-
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概要
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「経営人類学」はごく近年、生起した学問であり1997年『経営人類学ことはじめ―会社とサラリーマン―』に始まり、2003年日本民族学会(現日本文化人類学会)第37回研究大会において「会社文化の人類学」として分科会が開催された。これは文化・宗教人類学者の中牧弘允と経営学者、日置弘一郎が提起・共鳴した‘考現学’であり、‘現代の常民’の生活誌ないし「会社の民族誌」である。本稿ではこの「経営人類学」の構想と目的を整理する。同時に先行研究(特に1930~50年代)を概観し、隣接社会科学(産業人類学・産業社会学等)の研究史をふまえながら「経営人類学」が標榜・展望する理論的枠組を要約整理することを試みた。
- 明治大学大学院の論文
- 2006-09-30
明治大学大学院 | 論文
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