ソ連の体制移行の政治経済学-民主化理論を中心に-
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概要
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ソ連の体制移行を考察するうえで、まず民主化研究の諸類型について踏まえておきたい。ポッター(Potter)の分類に従えば、民主化研究は3つのアプローチに分類することができる。まず、「近代化アプローチ」がある。これは、「デモクラシーは、社会経済的発展と相関関係にある」という考えである。この説明の焦点は「近代化」にあり、数量的な証拠が不可欠とされる。次に、「移行アプローチ」がある。このアプローチは、権威主義体制から民主主義体制への移行の原因として、政治過程とエリートのイニシアティヴや選択を強調し、特に、権威主義体制の崩壊における政治エリートの動きに注目している。最後は、「構造アプローチ」である。民主化に適した方向への権力構造の変化に焦点を当てている議論である。
- 2001-09-29
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