「生命の尊厳を考える授業」の試み-教職課程に『死への準備教育』の視点を導入する意義-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
20世紀もあとわずかのここ数年、われわれ教育関係者はこれまでになく、子どもと大人である自身のこころといのちを見つめざるえないような、大きな社会的事件に見舞われてきた。95年の阪神淡路大震災で注目されたPTSD(心的外傷後ストレス障害)やいじめが原因で漸増する小中高生の自殺企図者、そして97年に世間を震憾とさせた男子中学2年生による神戸小学生殺傷事件など…。同じく97年に一世を風靡した携帯ゲーム“たまごっち”やクローン羊の出現、脳死移植法案の制定、エイズ患者数の増大の現象などを見ても、「いのちを考える」「生命の尊厳」などのテーマが、あたかも時代のコンステレーション(布置)であるかのように、次々に提示され、われわれに大きく重いテーマを突きつけてきた。また、その度に学校教育のなかで“いかに子どもたちにいのちの大切さを教えるか”、マスコミを中心にさまざま論議されてきた。
- 1998-03-20
論文 | ランダム
- 寝殿造の出入口について : 鎌倉期に於ける院の用法(歴史・意匠系)
- 古代末期平泉に於ける方角認識(歴史・意匠系)
- 蔵の持つ多様性について : 山形の蔵の利用実態調査から(歴史・意匠系)
- Wright関係文献の系譜(中) : Frank Lloyd Wright研究・163(歴史・意匠系)
- 北海道アイヌ建築の平面規模 : 白老地方と二風谷地方(歴史・意匠系)