事例研究:「調べ学習」に関するレファレンス方針と調査方法-本校、明治大学の司書課程の課題から-
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概要
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本稿は、筆者が2004 年に受講した司書課程における「レファレンスサービス演習」(小林 卓 講師)(1)で提示された課題にたいする回答および調査の方法に関する報告である。ここでは、上記の課題のうち「イスラエルにある共同体の一種であるらしいが、キブツとはどのようなものか?」(2)という題目を例にとって、その回答法や調査方法について記述する。なお、ここで大事なことは「最終的な回答の有無や正否でなく、調査のプロセス全体が重要」であるとの、講師である小林氏の指摘に準ずるものである。最近、「調べ学習」のレポート課題のみならず、日常における語彙の蓄積や、語意の理解に関しては、迷うことなくWeb 検索に走る学生は少なくなく、情報の信憑性を慎重に、ときに批判的に検討することなく、粗く薄弱な情報源を鵜呑みにして転記してしまう傾向がある。
- 2009-03-31
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