介護保険料と平等
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概要
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わが国介護保険法の第二次改正を控え、介護保険料の徴収方法をめぐり議論が再燃している。二〇〇五年になされた介護保険法の第一次改正において、第一号被保険者の介護保険料が五段階設定を標準とするものから六段階設定を標準とするものへと変更された際、「被保険者の負担能力の適切な反映」が改正のテーマであるとされながら所得段階別の定額保険料方式は維持するものとされた。しかし、例えば、二〇〇八年二月二九日に厚生労働省が公表した介護保険料に関する調査結果によると、介護保険制度を運営する市区町村など保険者の約九割が現在の第一号被保険者の保険料の設定方法に「問題がある」と答えている。
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