初年次教育の動向--保育者養成校での実施に向けて
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概要
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近年,アメリカや日本において,高校生から大学生への移行問題が着目され,その改善策として初年次教育が取り組まれるようになってきた。しかし,その概念や実施の内容は,多岐にわたっている。そこで,本論文は,第一に初年次教育の概念整理と日本における実施の動向を概観した。多岐にわたっていた初年次教育とそれに類するものの概念が整理され,現在では,各学部学科の教育方針にあわせた実践が課題となっている。第二に保育者養成校での実施について,保育者養成校自体の養成の問題を鑑みながら,初年次教育における実施上の課題を考察した。保育者養成校では,保育士養成協議会が保育者養成のパラダイム転換を提言しており,その方向性と初年次教育との方向性は共通している。しかし,一方で保育士養成校での課題もまた明らかとなった。
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