中・近世移行期から近世における即位礼用途支出構造の変遷
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中世から近世における天皇の即位礼費用の多くは、幕府(戦国期は戦国大名の献金)が請け負う事例が多い。しかし、公家方へ進納された即位用途の「消化」状況は、時代により様々である。特に、室町期においては、各参仕者へ個別に下行する複雑な支出構造が構築されていた。ところが、江戸期になると、徐々に整理されていき、費用を一括に下行するすっきりとした支出構造へと転化する。そこで、本稿では、中世の煩瑣な「室町期型」支出構造から整理された「江戸期型」支出構造への転換過程の考察と、近世の下行方式の実態の解明を試みた。まず、戦国期から織豊期にかけては、出納平田家が蔵人方の窓口的役割として台頭し、官方においては官務家が窓口として機能するようになる。
- 2009-02-28
論文 | ランダム
- I-6 短歌教育論研究 (12) : 啄木短歌教材化の一観点 (8) : 単元「石川啄木」の構想
- IV-7 短歌教育論研究 (11) : 啄木短歌教材化の一観点 (7) : 啄木短歌教材化のレベル
- I-5 短歌教育論研究(10) : 啄木短歌教材化の一観点(6) : 啄木短歌と Intentional Fallacy
- 西部インド・マハラシュトラ州におけるサトウキビ栽培と水利問題
- 交換結合したNiFe/NiO/CoPt積層膜の磁化過程