高齢者・低体力者対象運動プログラム開発 実施報告③ : 肩痛・肩こり改善運動プログラム実施者の状態不安に焦点をあてて
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This is an implementation report on how a new type of exercise program changes State-Anxiety and body sense.Results are as follows.1) There was State-Anxiety before the exercise in a range of 23 and 57; State-Anxiety after the exercise changed to a low of 21 to a high of 51. The mean level of State-Anxiety decreased significantly from 39.80 before the program to 32.70 after (p <.001).2) Flexibility and mobility improved on the spot according to a questionnaire survey. In addition, mood improvement and facial expression and color tended to the positive; a change in psychological factors was noted.Based on the current results, psychological factors were involved in the improvement of shoulder aches and stiffness of the shoulders; the current program decreased anxiety and was effective at improving physical and mental health.本研究は、新しいタイプの本運動プログラムにより、状態不安及び身体感覚がどのよう変化したかの実施報告である。結果は、以下のとおりである。1)状態不安の変動は、運動前は最低23から最高57の範囲にあり、運動後は最低21から最高57までに変動した。状態不安の平均値は、運動前の39.80から運動後の32.70と変動し、有意な低下を示した。(p<.001)2)アンケート調査より、その場で柔軟性や可動性が改善された。また、気分の改善や顔つきや顔色がプラス志向に変化し、心理的要因に変化が認められた。今回の結果より、肩痛、肩こりの改善に心理的要因が関与しており、本運動プログラムを行うことによって、不安が低減し、身体的・精神的健康に有効であることが示唆された。
著者
関連論文
- 高齢者・低体力者対象運動プログラム 実施報告(4)人工透析患者の日常生活動作(ADL)能力に焦点をあてて
- 高齢者・低体力者対象運動プログラム開発 実施報告③ : 肩痛・肩こり改善運動プログラム実施者の状態不安に焦点をあてて
- 高齢者・低体力者対象運動プログラム実施報告(2)膝痛改善運動プログラム実施者の状態不安と運動後の感覚に焦点をあてて
- 高齢者・低体力者対象運動プログラム開発 実施報告(1) : 状態不安に焦点をあてて
- 14-7-BDO-4 健康づくり事業参加者のライフスタイルの変容とウエルネスとの関連における研究(14.介護福祉・健康づくり,一般研究発表抄録)
- 高齢者筋力向上トレーニングがQOLに及ぼす効果
- 生涯スポーツライフに関する調査研究 : 私的ゴルフクラブサークルに着目して
- 生涯学習の実践的学修方法についての研究 : 諸方法の実際とその意義・効果について
- 高齢者・低体力者対象運動プログラム開発 実施報告3 : 肩痛・肩こり改善運動プログラム実施者の状態不安に焦点をあてて