日本における最近のリカードウ通貨論研究(学界展望)
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概要
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本稿は、日本における最近のリカードウ研究のうち通貨論関係の論文をサーベイしたものである。時期的には、中村虞治(1982) と水田健(1985)が扱った1982年以降から2007年末までのものを対象としており、論及された文献は本文末の「参考文献」に記されている。またこの期のリカードウ研究の一覧表を、稿末に【資料】として付しておいた。中村虞治・千賀重義・佐藤有史の仕事が重点的に取り上げられ、他の諸論稿の検討も交えて、最近の理論課題および今後の方向として、①リカードウにおける貨幣数量説の位置づけ、②貨幣の名目的な本質と「本位」、③世界経済と一国経済の連関の中での「国家」の把握、④リカードウにおける「理論」と「政策」の現実的関連づけの問題、が指摘された。
- 2008-12-31
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