三角形の合同条件に関する史的考察(2) : 昭和17年の授業要目から平成元年の学習指導要領まで
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概要
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本稿は、拙稿『三角形の合同条件に関する史的考察』の続きにあたるものである。対象とした時代は昭和17年(1942年)の教授要目改正から平成元年(1989年)の学習指導要領改訂までとし、使われた教科書の三角形の合同条件の証明方法及び取扱方の変遷を調べたものである。その結果、3つの特徴的なことがわかった。1つは、昭和17年の教授要目から昭和26年の学習指導要領改訂(単元学習時代)によって作られた教科書では、三角形の合同条件を合同な三角形の作図をする中で直観的に認めさせていく方法が取られたこと。2つめは、昭和33年の学習指導要領改訂でつくられた教科書の証明では、SSS型の証明方法に変化が起きたこと。以前は「SAS型帰着型」が中心であったのが、「底辺を揃えて頂点一致型」がその中心となったこと。3つめは、昭和44年の学習指導要領改訂以降は、三角形の合同条件の証明が実質的になくなったことである。
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