終止伸腱付着部骨折を伴う腱性mallet finger の一例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
終止伸腱付着部骨折を伴う腱性mallet finger の一例を経験した.症例は17歳女性.ドッヂボールで補球の際,指先にボールが直撃して受傷.X 線では回転転位した末節骨背側の小骨片と,中節骨頭の背側に微小な剥離骨片を認めた事から,単純な骨性mallet finger では無いと判断し観血的に骨接合術と腱縫合術を行った.終止伸腱皮下断裂と末節骨骨折が同時に生じた例は極めて稀である.発生機序に関してもmallet finger の受傷機転として考えうる伸筋腱による牽引力や軸方向への剪断力のみでは説明できない.背側骨片の回転転位などの非典型的な画像所見がある場合は,経皮ピンニング(石黒法)の適応とせず,観血的治療を検討すべきである.また,骨性mallet finger の診断で石黒法を行うもextension lag が大きい成績不良例の中には,本症例のように腱損傷が同時に存在している可能性も否定できない.
論文 | ランダム
- アメリカ映画研究(5)ジョン・フォオド
- アメリカ映画研究(7)ウィリアム・ワイラア
- アメリカ映画研究(6)フランク・キャプラ
- アメリカ映画研究(4)キング・ヴィダア--生えぬきのアメリカ映画監督者
- 「汚れなき悪戯」とスペイン映画