逆行性指動脈皮弁術術後の指ROM の検討
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概要
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当科における逆行性指動脈皮弁術術後の指ROM を調査し,拘縮を生じた原因について検討した.症例は13例13指(男11女2)で,平均年齢は39.9歳(24‐74),受傷部位は石川のsubzone??が2指, が9指, が2指であった.逆行性皮弁は全例Reverse digital flag flap を施行した.術後の指可動域訓練・ハンドセラピィは原則術後1週以内より開始した.またPIP 関節の屈曲拘縮の予防目的でsafety splint を11指に作製,使用した.ハンドセラピィ終了時の平均%TAM は78%,平均PIP 関節伸展-7°で,31%にPIP 関節屈曲拘縮を認めた.縫合線の瘢痕化と皮線との交差,可動域訓練不施行・開始の遅れ,safety splint 不使用がPIP 関節屈曲拘縮の原因として考えられた.指尖部損傷に対する逆行性指動脈皮弁では,整容面のみならず機能的に良好な指を獲得するために,手術操作,術後のハンドセラピィなど細かな配慮が重要と考えられた.
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