治療に抵抗し不幸な転帰をとった上顎洞原発髄外性形質細胞腫の1例
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概要
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症例は57歳、男性。左?部腫脹を認め、CT では左上顎洞を中心に左鼻腔、左篩骨洞、左眼窩に及ぶ広範な骨破壊を伴った比較的均一な軟部陰影を認めた。病理組織検査の結果、形質細胞腫と診断されたため、骨髄生検を含めた全身検索を行ったが、他に異常を認めず髄外性形質細胞腫と診断した。治療は放射線療法併用の手術療法を行ったが、治療経過中に再発を繰り返し、治療に難渋した。形質細胞腫は放射線感受性が高く予後は良好である。しかし、本症例のように骨破壊を伴う腫瘍は多発性に再発をきたし予後が不良であると報告されており、一般的な形質細胞腫とは性質が異なる可能性が示唆される。
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