手指開放骨折治療における提言―早期内固定術の有用性―
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概要
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手指開放骨折に対し,早期内固定術により良好な機能が獲得された症例を経験した.症例は19歳,男性であり,労災事故にて左母指基節骨骨幹部粉砕骨折,左示指基節骨近位端粉砕骨折,左中指基節骨骨幹部横骨折(以上Duncan 分類grade1の開放骨折),左環指中節骨骨折を受傷した.即日観血的整復内固定術を施行し,術翌日から指節間関節の積極的な自他動可動域訓練を開始した.その結果,術後1ヵ月の時点で手指の完全可動域を獲得することができた.また術後4ヵ月の時点で単純X線上骨折部の転位はなく,骨癒合が獲得された.開放骨折に代表される軟部組織損傷を伴う手指骨折は,早期に瘢痕拘縮をきたしやすい.良好な可動域を獲得するためには,解剖学的整復を獲得すること,早期運動に耐えうる固定法を選択することである.
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