PIP 関節背側脱臼骨折に対する経皮的ミニ・ハーバートスクリュー整復固定術:最小侵襲手術の1例
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概要
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症例は36歳男性である.平成15年10月20日,ソフトボールで右示指を受傷し徒手整復とシーネ固定を受けた.2週後,骨折の転位と背側脱臼を認めた.その時点で仮骨が出現し徒手整復は困難であった.受傷後4週で,PIP 関節45度屈曲位でK-鋼線を刺入し,伸展をブロックし屈曲可動性を確保した.さらに,屈筋腱を避けて経皮的ミニ・ハーバートスクリューによる骨片の整復と固定を行った.腫脹が消退後,可動範囲内で自動運動を行い,術後4週でK-鋼線を除去した.術後5ヵ月でハーバートスクリューを除去した.さらに1ヵ月後の自動可動域は0-60度であり,橈側の側副靭帯に軽度の緩みを認めている.X 線側面像でPIP 関節は2mm 背側亜脱臼位であり,1mm の掌側step-off を認め,正面像で尺側の関節面に関節裂隙の狭小化を認めた.経皮的整復固定法に改良を加え,より良い成績を得る方法を考察した.
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