仙腸関節離開に対する前方進入によるプレート固定の経験
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概要
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転位を伴う仙腸関節損傷は不安定型骨盤骨折に分類されるが,保存的治療では疼痛の残存や骨盤変形が問題であった.今回我々は,自家用車に踏まれ受傷した仙腸関節離開例に対して前方プレート固定を行い良好な結果を得た.症例は17歳女子高校生.通学途中に自家用車に巻き込まれ受傷.来院時意識清明,バイタル安定,疼痛軽度であった.右腸骨はopen bookであった.骨盤単純X線像にて右仙腸関節の離開とCTにて右寛骨の仙骨に対する後方への落ち込みを認めた.腹腔内臓器損傷は認めなかった.全身麻酔下による徒手整復では整復位は得られず,受傷7日目にreconstruction plateを用いた内固定を行った.術後1ヵ月後より歩行訓練を開始し,受傷約7週で松葉杖にて退院,復学した.
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