Higher Sensitivity in Induction of Apoptosis in Fibroblast Cell Lines Derived from LEC Strain Rat to Ultraviolet B Radiation
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
LECラット由来繊維芽細胞のUVBに対する感受性をコロニー形成法を用いて調べた結果、LECラット細胞はWKAHラット細胞に比べてUVBに対して高い感受性を示した。D37値からLECラット細胞ではWKAH細胞の1.5倍以上高い感受性が認められた。ラジカルスキャベンジャーとして働く0.5MDMSOの存在下で細胞にUVBを照射するとLEC、WKAH細胞ともにUVB照射のみと比べて生存率に大きな違いは認められなかった。この結果からUVB照射によって生じるフリーラジカルはUVB誘発細胞死にはあまり関与しないと考えられる。LECラット細胞においてUVB照射後のアポトーシスをフローサイトメーターで検出したところ、照射線量に依存して増加した。一方、WKAHラット細胞ではUVB照射後アポトーシスの増加は認められなかった。これらの結果からLECラット細胞のUVBに対する高い感受性はUVB誘発アポトーシスに依拠していることが示唆された。
- 北海道立衛生研究所の論文
- 2002-11-29
北海道立衛生研究所 | 論文
- 北海道の多包条虫由来antigen 2/3(ELP)の全長cDNAクローンの構造解析
- 多包虫のリボソームタンパク質の cDNA 解析:S15a と L37a について
- 増幅DNA断片長多型(amplified fragment length polymorphism:AFLP)解析法によるダイズ栽培品種の識別・同定について
- 国産及び輸入ダイズにおけるInter-simple Sequence Repeat-T219 DNAフラグメント(ISSR-T219)の検出について
- 多包虫組換えEm-95抗原の血清学的反応性