Functional Analysis of MeCP2 Mutations Associated with Rett Syndrome Using Transient Expression Systems
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概要
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レット症候群は生後半年から1歳半ころに発症する重度の精神発達遅滞を伴う疾患で女児の1万人から1万5千人に1人に発症する頻度の高い遺伝子疾患である。この疾患の原因遺伝子が最近MeCP2遺伝子であることが判明した。レット症候群の患者でみられる変異がMeCP2の本来の機能にどのような影響を及ぼすかを理解することは、レット症候群の病態を解明する上での手がかりになる。MeCP2は2つの機能ドメインを持ち、一つはメチル化CpGに結合するメチル化結合ドメイン(MBD)で、もう一つはヒストン脱アセチル化酵素をリクルートするSin3Aと結合する転写抑制ドメイン(TRD)である。報告されている変異の中でミスセンス変異の多くは、この二つのドメイン内でみられ、特にMBD内での変異の割合は多い。MBD内のミスセンス変異のMeCP2機能への影響を把握するため、培養細胞を用いた遺伝子導入発現系を開発して解析を行った。
- 北海道立衛生研究所の論文
- 2002-11-29
北海道立衛生研究所 | 論文
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