大腿骨頚部内側骨折骨接合術後に生じた大腿骨転子下骨折の一例
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概要
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大腿骨頚部内側骨折に対する骨接合術後に、大腿骨転子下骨折を生じた症例を経験した。症例は86歳、女性。特に誘因なく右股関節痛が出現し歩行不能となった。当科初診時の単純X線で異常所見はなかったが、入院後のMRI、骨シンチグラムで大腿骨頚部内側骨折(Garden stage 2)が認められた。保存療法を施行していたが、骨頭の内反変形が出現したため、cannulated cancellous hip screwにて骨接合術を施行した。術後1週から歩行訓練を開始したが、その3日後、歩行中に突然、右股関節から右大腿部にかけての疼痛が出現し歩行不能となった。単純X線にて大腿骨転子下骨折が認められ、Proximal Femoral Nailを用いて骨接合術を施行した。術後は10日目より歩行訓練を再開し、最終的には杖歩行も可能となった。
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