地形改変による周辺地域の微気象変化に関する考察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
砕石用原石山の採掘が、山の片側斜面にベンチを構築する、いわゆる山腹式階段採掘から次第に大規模化し、尾根を越えて反対側に展開する例や、最初から山頂に切羽を設けてスライスダウン式で採掘を進め、山全体を取り去ってしまう例などが、かなり増加してきている。このように、大規模な開発行為の結果生ずる大幅な地形改変は、明らかに周辺の環境に大きな影響を与える。例えば、動物や植物の生態系を破壊して生物を絶滅の危機にさらしたり、景観を損ねて住民との間に摩擦を生じたりするほか、地域の微気象とくに風向、風速に従前と異なる現象を起こし、農作物などに思いがけない被害をもたらしたりする。この研究は、このような露天採掘に起因する地形改変が、周辺地域の微気象に及ぼす影響を検討する目的で、公共用地の造成に伴って行われた尾根の稜線の切取りが、当該地域の微気象に及ぼした影響と、全山採掘方式で現在操業中の砕石山の採掘終了後に、当該地区の微気象にどのような変化が予測されるかの二例について検討を加えたもので、以下にその内客を詳述する。
論文 | ランダム
- 山田敬男著「戦後日本史」(読書ノ-ト)
- ロッキ-ド事件と戦後保守政治(歴史の眼)
- 労働組合同盟会の歴史的意義
- 小児のための放射線検査1
- 6.振動障害の診断項目に対する解析 第32報 : 因子分析からみた振動覚と皮膚温(一般講演,第32回中国四国合同産業衛生学会)