自然体験学習プログラムの実証的研究 : 第3回無垢島自然体験学習会での実践から
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概要
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充実した自然体験活動を効果的に学習活動へと結びつけることは重要であるが、その実施にあたっては困難な点も多い。ここでは、次の3点(①複雑・多様な自然を読み解くこと難しさ、②効果的な活動フィールドの選定、③専門家の領域と対象とする自然とのギャップ)に焦点を当て、それらへの対応を検討するために、複数の大学教員、地方自治体及び、地元の小中学校との協働で宿泊型の自然体験学習会を企画・実施し、その効果を参加者へのアンケート調査から検討した。その結果、理科教育や自然科学の専門家として大学教員が複数で関与することで、印象深く、しかも多様な自然に対応できる学習会が実施できたこと、豊かな自然が残る無垢島は、多面的な自然を教材とする学習会の会場にふさわしいことが明らかとなった。さらに、海での活動と化石採集への参加者の評価が高く、自然体験学習会の核として有効であることが示唆された。一方で、学生が主体的に活動するためのプログラムの構成、内容の精選が今後の課題として指摘された。We carried out a field study of the natural environment on the island of Mukushima at Tsukumi City in Oita Prefecture. The island is relatively unspoilt and we wanted to show how field activities could help our understanding of science. The study was planed and managed by the local government, Oita University teachers and local volunteers. Cooperation was sought with the inhabitants of the island and a local school. We evaluated the field activities and practices and finally considered the problems of field studies on the natural environment that are conducted by staying in local accommodation.
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