保健師に求められる能力とその育成 : 市町村保健師の交流研修に関する成果の検討
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概要
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看護を取り巻く環境の変化に伴い、平成20年看護基礎教育のカリキュラムが改正された。保健師教育においても、実践能力を強化するための改正が行われた。しかし、実践能力と一言にいっても、保健師の活動の場は多岐に渡り、それぞれに活動特性があるため、活動の場において継続的に人材育成の目標に沿ってキャリアアップを目指すことが必要とされる。そこで、平成9年度から16年度まで、長野県の保健所においての人事交流研修を受けた市町村保健師の交流研修修了時に習得された能力を分析し、人事交流研修の果たした役割を明らかにすることで、現任教育の支援方法を検討した。現任教育体制の一つとしてジョブローテーションを位置づけるためには、研修目的を明確にし、目的達成のための指導体制の整備を行うことが必要であり、長期的な視点で広域的な人材育成体制を整えることが求められる。
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