構造用パーティクルボードの耐久性能(第6報)低圧縮比ボードの小片結合力とその耐水性
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概要
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はく離強さ試験により常態時および水中浸せき処理後の低圧縮比ボードの小片結合力を測定し,小片結合力およびその耐水性をボード製造条件との係わりで検討した。また,ボード厚さ方向の小片結合力分布を求めて曲げ性能との関係を考察し,以下の結果を得た。1) 含脂率10%以上のイソシアネート系樹脂(UL)ボードでは圧縮比を0.8まで低下させても2kg/cm2以上の常態はく離強さを保持した。一方,圧縮比1.0以下のフェノール樹脂(PF)ボードでは含脂率を15%まで増加させても常態はく離強さは2kg/cm2以下となった。2) 水中浸せき処理後のはく離強さ残存率はULボードよりPFボードの方が高く,また圧縮比低下による残存率減少は認められず,むしろ増加する場合も認められた。3) ボード表層付近の最大小片結合力と曲げ性能との間に高い相関が認められ,両者の関係には圧縮比が関与していた。
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