低比重パーティクルボードの釘接合せん断耐力に及ぼすボード比重と釘打ち端距離の影響
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概要
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ボード比重および厚さ方向比重傾斜を変えて製造した低比重パーティクルボード(低比重PB)の釘接合部のせん断特性を,釘打ち端距離(ED)を変化させた釘側面抵抗試験および引張り型の釘一面せん断試験によって調べた。得られた結果を要約すると,1)厚さ方向比重傾斜の大きいボードでは釘側面抵抗,釘一面せん断耐力とも比重傾斜の小さいボードに比べて低下した。2)厚さ20mmの低比重PBに市販12mm厚合板(比重0.55)と同等な釘側面抵抗を付与させるためには比重を0.43以上とする必要があった。3)市販12mm厚合板の釘一面せん断(ED=12mm)の最大耐力は131kgを示し,厚さ20mm,比重0.47の低比重PBではED=18mm とすることで最大耐力を合板の95%まで付与させる事ができた。
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