構造用パーティクルボードの耐久性能(第2報)床下地材として実際使用した場合の曲げ性能について
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概要
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パーティクルボードを床下地材として使用する場合の曲げ性能の劣化因子として,歩行荷重と床下からの水分を考え,3種類の床下湿度環境下での曲げ性能を18ケ月間追跡した。得られた結果を以下に示す。l) 気乾状態(含水率6-10%)では18ケ月間の実際使用によるMOR,MOEの低下は認められなかったが,高含水率状態(12-16%および18-22%)でのMOR,MOEは使用時間の対数に対しほぼ直線的に低下した。また曲げ性能低下は歩行荷重の繰り返しよりも水分の影響を大きく受けた。2) 実際使用でのMOR残存率と厚さ膨潤率の間には負の相関が高く,接着剤の種類によらずひとつの直線回帰式で示すことが可能であった。
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