アルツハイマー病の分子病理学
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概要
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アルツハイマー病はアミロイドβタンパク(Aβ)の沈着,神経細胞内におけるリン酸化タウの蓄積(神経原線維変化),および神経細胞死を特徴とする進行性の神経変性疾患である。高齢化が進みアルツハイマー病患者数が増加する一方で,効果的治療法は未だ開発されていない。一刻も早く根本治療法あるいは予防法の開発が強く望まれているのが現状である。このような状況の中,世界中の研究者がアルツハイマー病の発症機序解明と有効な治療法開発を目指し研究を進めてきた。そしてこの10数年間で研究が飛躍的に進展した。特に注目すべき点は,原因遺伝子の同定や発症に関わる様々な因子が明らかにされてきたことである。アルツハイマー病発症の全貌解明が間近に迫っているような感もある。本稿ではアルツハイマー病に特徴的な病変であるAβの蓄積と神経細胞死のメカニズムに関する最近の知見について紹介する。
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