談話から見た主節と関係詞節の情報伝達の特徴
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概要
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本論では,不定的な関係詞節と主節の談話の中での情報伝達の特徴を探り,次のような知見を得る。 関係詞節を背景型と連続型に分けた場合,背景型の一部は主節の前景となり,物語的つながりを持つものがある。このような関係詞節は前景型と言える。関係詞節が前景型の場合,主節の中に位置する副詞類は主節を飛び越して関係詞節を修飾することがある。また,接続詞が主節ではなく,関係詞節の意味内容に言及することもある。主節に充分な情報量がなかったり,語用論的に不適切な時,主節は関係詞節の伝達する情報の下地作りをし,背景となる。主節に充分な情報量がある時には,談話内容によって背景にも前景にもなる。連続型の関係詞節の場合,主節から関係詞節へと談話が流れていくためには,主節は充分な情報がなくてはならない。関係詞節と主節のどちらが背景となり,また,前景となるかという判断は単一の文ではなく,談話内容が最終的な決め手になる。
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