A・C・ブラッドリィとヘーゲルの悲劇論についての若干の補遺(中の一)
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概要
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前稿「A・Cブラッドリィとヘーゲルの悲劇論についての若干の補遺(上)」において、われわれは、一般的ブラッドリィ評価の矛盾に鑑み、ヘーゲル悲劇論の敷衍者としてのブラッドリィを、シェイクスピアの悲劇作品の類い稀な解釈者としてのブラッドリィから一応切り離して考察しようとした。その際われわれはA・C・ブラッドリィの主著の一冊『オクスフォード詩学講義』Oxford Lectures on Poetry(『講義」と略称)の「ヘーゲルの悲劇論'Hegel's Theory of Tragedy'」という論文に着目し、この論文でブラッドリィ自身の手によって遂行されたヘーゲル悲劇論の簡明な概括が、ヘーゲルとブラッドリィの悲劇論の両方を同時に定義づけている(例えば精緻な論証で最近ブラッドリィ研究の一地平を切り拓いたキャサリン・クックなどはこの見解をとる) のではなくて、むしろ両者の悲劇論の差異を表わしていると考え、おおよそ次の三点にわたって彼の悲劇論の独自性を浮き彫りにしようとした。
- 1978-01-10
論文 | ランダム
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