<メサイア> 研究ノート Ⅳ : W.A.モーツアルトによる編曲をめぐって
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
W.A.モーツァルトがヘンデルの<メサイア>を編曲し,モーツァルト版<メサイア>(K.572)として,19世紀当時好んで演奏された。本論では,<メサイア>とモーツァルトの接点を資料から起こし,モーツァルトが如何なる変更・編曲を行ったかを明確にした。両者の全集版原典楽譜その他実用演奏楽譜を詳査することにより,モーツァルトが求めたもの,古典派という時代が求めたものが豊かなオーケストレーションであった事,更にモーツァルトが声部を変えたり,大幅なカットをしたりと独自の変更を行ったことを明らかにした。編曲の大部分を占めるのが管楽器の付加であったが,まさにバロックから前古典派,古典派への道は管楽器の改良・変遷の時代であり,それを如実の感じさせる編曲として,今日の演奏にも少なからず影響を与えていることが推測できた。
- 2007-03-29
論文 | ランダム
- イギリス (特集 ア-ティスト・イン・レジデンス--海外で学ぶ,海外でつくる)
- スペイン (特集 ア-ティスト・イン・レジデンス--海外で学ぶ,海外でつくる)
- ドイツ (特集 ア-ティスト・イン・レジデンス--海外で学ぶ,海外でつくる)
- フランス (特集 ア-ティスト・イン・レジデンス--海外で学ぶ,海外でつくる)
- カナダ (特集 ア-ティスト・イン・レジデンス--海外で学ぶ,海外でつくる)