人が育ち合う「場づくり実践」の可能性と必要性 : コミュニティハウス冬月荘の学習会の検討
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概要
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地域社会における子どもたちを取り巻く環境は厳しさを増している。地域社会のつながりが希薄となり,家族のあり方が多様化し,子どもたちを育む機能が脆弱になっている。脆弱な養育環境におかれた子どもは学校などの集団においても孤立し,排除されるリスクを負う。そのリスクを放置することは,社会的なハンディを持つ子どもたちへの社会による排除であり,地域社会のあらゆる構成員が総力を挙げて対策を講じる責任があると考える。本論文は多くの厳しい現状を抱えている地域である釧路市において2008年1月から実施されている生活保護世帯等の中学3年生への学習支援実践についてのレポートである。孤立・排除のリスクを抱える子どもたちへの支援をきっかけに集まったすべての参画者たちが協同的な「場づくり実践」を通して生活主体となるプロセスを辿ることで,子どもたちを育む地域づくりのための対策の必要性と可能性を探る。
- 2009-06-22
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