道徳の授業における発表行動に関する研究 ―ジレンマ教材を取り入れたディベート的授業の有効性―
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概要
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本研究は道徳の授業において賛成・反対意見を堂々と発表でき,授業を活性化する手段としてディベート的授業が有効であるかをバンデュラーの自己効力理論に基づく4つの規定要因:発表効力,発表利益,発表コスト,発表価値で検証した。その結果,3年生ではディベート的授業の有意な効果は認められなかったが,5年生では,賛成.反対場面における発表効力認知,賛成場面における発表コスト認知でディベート的授業の有意な効果が認められた。また,ディベート的授業の効果認知と自己効力理論以外の規定要因:学級雰囲気,意欲、学力との関連を検証した。その結果,それぞれの要因は学年により異なった特徴を示した。このように本研究では,ジレンマ教材を取り入れたディベート的授業が5年生にとって有効であることが示唆された。また,ジレンマ教材を取り入れたディベート的授業の効果認知を規定する要因についてもある程度明らかになった。
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