沖縄県における知的障害養護学校の「総合的な学習の時間」の検討 ~年間指導計画書を通して~
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
1999(平成11)年に告示された学習指導要領に「総合的な学習の時間」が規定され、知的障害養護学校中学部、高等部においても、他の校種と並んで2000年度より総合的な学習の時間の移行措置が開始された。当初その捉え方をめぐって一定の混乱が見られたが、実践が進められ一定の蓄積を見てきた。しかし、2007年11月には、改正学習指導要領によって総合的な学習の時間が削減される見通しであることが明らかになった。現在、総合的な学習の時間に関する実態的な総括と蓄積の検討が必要とされている。本研究では、沖縄県の知的障害養護学校中学部、高等部の年間指導計画書(1999-2005)の分析を行い、総合的な学習の時間に関する内容の推移や傾向を明らかにした。結果は次のとおりである。(1)総合的な学習の時間は、沖縄県のすべての知的障害養護学校において2000年度から開始された。(2)2000年度の内容は、前年度の教科や「領域・教科を合わせた指導」から移行したものである。(3)2002年度より、独自な単元が設定される傾向が見られ、以後そうした内容で定着を見せるようになった。(4)中学部・高等部ともに交流教育を内容とするものが多い。また、中学部では環境美化に関する内容が多く、高等部では進路に関する内容が多く見られた。
- 2008-03-31
論文 | ランダム
- 101) 急性実験的冠動脈の機械的刺激と薬物反応の血行動態と電気生理 : 第30回日本循環器学会中国四国地方会
- 80) Angiocardiographyによる複雑心奇形の診断経験 : 第30回日本循環器学会中国四国地方会
- 黄疸出血性レプトスピラ病と肝機能
- 41) 心筋非収縮性の心力学におよぼす影響 : 第30回日本循環器学会中国四国地方会
- 小児気管支喘息の家塵エキスによる減感作療法