活用の足場をつくる算数科単元設計の在り方
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概要
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小学校では平成21 年度より新学習指導要領への移行が始まるが、従来の「習得」型の学習と今回重視されている「活用」型の学習との間には、「ある種のつなぎ」となる学習の段階が必要であることが示唆されている。また、算数科においては、生活場面への知識や技能の適用を図ることだけが「活用」型の学習であるかのようなとらえ方をする趨向もある。そこで、本稿では、「活用の足場」を「習得」と「活用」とのつなぎに位置付けた単元設計を行うことによって、新学習指導要領が意図する「活用力」を育成する単元設計の在り方を示したい。
- 2009-03-31