保育におけるケア概念の検討 -養護と教育の一体性に着目して-
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概要
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本論文は、学校教育や保育における子どもの育ちを、実践における人とのかかわりの視点から把握するために、ケア概念について検討した。先行研究の分析を通して、学校教育及び保育に関するケア概念として、教育カリキュラムを見直す視点、授業における教師の指導性の視点、教育的ケアリングの視点が捉えられた。そして、保育実践における人とのかかわりとケア概念についてさらに考察するため、ミルトン・メイヤロフのケア概念について検討した。その結果、ケア概念が「他者の成長を援助するかかわり」であり、 「プロセスとして変容していく」かかわりであることが提起された。さらに、メイヤロフのケア概念に関連する観点を検討していく中で、保育実践を一面的にではなく、実践の文脈の中で一体的に捉えるための示唆を得た。
- 2009-03-31
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