ブランド・アイデンティティによる地域ブランドの競争力 -山形県高島町の事例-
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概要
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一般に、ブランドによる競争力と、地域ブランドによる競争力とは、異なる定義が必要である。通常、ある地域の魅力と、その地域の個別産品の間には、相乗効果がある。だが筆者は地域自体のブランド・アイデンティティこそ、地域における個別ブランド(特産品、観光地そして暮らしのブランド)を品質保証する、強力な役割を担うものと考えている。山形県高畠町の事例は次のように示唆する。つまり「地域自体のブランド化」が「地域の個別産品のブランド化」を保証するのである。それゆえ地理的・歴史的条件だけでは不十分である。地域づくりの努力が最重要である。地域づくりの努力が地域自体のブランド・アイデンティティを「約束」 (品質保証)する。これが地域ブランドの競争力を支えている。優れた顧客は、努力を積み重ねる地域に敬意を払うに違いない。地域ブランドの競争力とは、地域同士が相互に尊重し合うことを意味している。In general, definition differs between the competitive power by a brand, and the competitive power by a local brand. Usually, a synergistic effect is between the charm of an area, and the product of an area. But I consider that just the brand identity of the area itself bears the powerful role which guarantees the quality of the individual brand (a specialty, a tourist resort, and the brand of a life) in an area. The example of Takahata-machi, Yamagata is suggested as follows. That is, "brandingof the area itself'guarantees "branding of the individual product of an area." And so, just geographical/historical conditions are insufficient. Efforts of a community improvement are primary importance. Efforts of a community improvement "promise" (guarantee of quality) the brand identity of the area itself. This supports the competitive power of the local brand. The great customer will surely pay respect to the area which steps up efforts. The competitive power of a local brand means that areas respect each other mutually.
- 2008-12-31
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