企業内組織能力の進化
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概要
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本稿では、企業内の情報経路をみる重要性を論じた上で、進化論的アプローチから、開発および生産に係わるシステムがどのように捉えられるかを検討する。最初に、藤本隆宏の議論に基づいて、開発・生産・消費などのプロセスを全体的なシステムとして統一的に理解するフレームワークを整理する。次に、システムの構成要素とそれらがシステム全体として持つ競争合理性とをみる。さらに、発生と進化とのロジックを環境制約と事後的な進化能力とに分けて検討する。最後に、上記の成果から、開発および生産に係わるシステムについて機能論と発生論との両面から考察を行う。
- 2009-03-20