粉体と水を混ぜて混合液を作り、ガラスやアクリル製の容器に入れて温度・湿度一定の条件下で乾燥させると、その後発生する亀裂パターンは多くの場合図1のような「干上がった沼地に見られる一様なセル構造」となる。このセル・パターンについては「亀裂パターンの特徴的なサイズは容器に入れた混合液の深さに比例している」などの法則がすでに知られている【1】が、基本的に亀裂パターンは常に一様なセル構造と考えられていた。