児童の生活技術に関する研究 - 洗濯の実態を通して -
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
児童の生活技術の実態を把握するため、特に「洗濯」をとり上げ、調査を行った。すなわち、小学校4、5、6年生の児童30名を対象に、手洗いではくつ下を、洗濯機洗いでは運動着上下を実際に洗わせ、その様子を観察、記録した。あわせて聞き取り調査も行い、児童の洗濯に関する日常経験、知識を調べ、以下の結論を得た。1.家庭では、手洗い80%、洗濯機洗い約50%が「よく、またはたまに」行っている。2.取り扱い表示記号に関する知識は、比較的乏しい。3.手洗い、洗濯機洗いとも、洗濯物の重量から洗濯液を作ることができず、感覚にたよっていた。また、洗濯液を作った後洗濯物を入れる、という一連の動作が身についておらず、特に留意して指導する必要があると考えられた。4.約20%の児童が、手洗いの技能である手もみ洗い、ねじり絞りができず、家庭や学校での実践の必要性が感じられた。
論文 | ランダム
- クロモトロープ酸を担持した陰イオン交換カラムを用いる超微量ホウ酸のオンライン濃縮/HPLC定量法の改良と沖縄県西表島の天然水分析への応用
- 事例・トピックス 高速通信環境を改善する電波吸収石膏ボードの開発 (特集 電波吸収体--高機能の秘密と利用展開)
- 2S2-S4 理系でいこうよ! : 理系を選ぶ高校生の気持ち(理系キャリアデザインと科学コミュニケーション(一般公開),CoSTEP企画シンポジウム,転換期の科学教育)
- 報告1 普通科における情報教育の実践(III 高等学校における情報教育の総合的・実践的検討, 北海道地区, 2003年度 地区研究活動報告 その2)
- 「音と振動」に関するクラブ実験(物理クラブの活動)