下肢閉塞性動脈硬化症(ASO)に対するextra anatomic bypass術(EAB)の遠隔成績
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概要
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出版社版1976年11月から1991年12月までに施行した下肢閉塞性動脈硬化症に対するEAB症例は100例165肢である。術式は腋窩-大腿動脈バイパス(Ax-F)26例,大腿-大腿動脈バイパス(F-F)27例,大動脈-大腿-大腿動脈バイパス(Ao-F-F)47例である。5年一次累積開存率および生存率は,Ax-F 64.4%・20.8%,F-F 65.9%・51.1%,Ao-F-F 96.5%・70.4%であり,Ao-F-Fでは標準術式と遜色ない良好な結果が得られているが,Ax-F,F-Fでの遠隔成績はAo-F-Fに比較し有意に不良であった。腹腔内感染症,腹部手術の既往歴などの局所的要因は別としてEABの適応は主として高齢者high riskのlimb salvage症例であるのはいうまでもないが,Ax-F,F-F術式は,自力歩行に対する意欲のない生活活動性のきわめて低い例に限定すべきである
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