水源帯におけ流出過程に関する研究(2) 流出の予測
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
流出モデルは流出過程に固有のパラメータが随伴することになる。このパラメータによって降雨が各過程に配分され時間的な遅延を受け,後に総合されてハイドログラフが形成される。それゆえパラメータは流域特性と深く結びついている。パラメータを流域特性から推定する手法が確立されれば任意の流域で任意の降雨から自由にハイドログラフを誘導できることになる。本論文ではこの種のモデルとしてADTモデルを試験流域での資料を基礎に提案した。A runoff model accompanied by specific parameters of runoff processes. With these parameters, precipitation is distributed over each processes, and integrated into a hydrograph later. Therefore, parameters are related closely to the characteristics of drainage basins. If parameters are predicted from the basin characteristics, we can develop hydrographs easily from arbitrarily set precipitation over arbitrarily selected drainage basins.
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests,東京大学農学部林学科,Department of Forestry, Faculty of Agriculture, University of Tokyoの論文
著者
関連論文
- 北海道中央部における積雪・融雪を考慮した流出解析
- 林況変化に伴う短期流出特性の追跡 : 東京大学愛知演習林穴の宮流域を対象として
- ライシメータによる土中水移動の研究(1) : 減水過程のシミュレーション
- 水源帯におけ流出過程に関する研究(2) 流出の予測
- 水源帯におけ流出過程に関する研究(1) 流出過程の分析
- 地電流測定による地すべり現象の予測
- ライシメータによる土中水分移動の観測と蒸発量推定法に関する研究
- 2004年9月29日, 台風21号に伴って発生した三重県宮川村の土砂災害(速報)
- 中国華北平原の水問題
- 斜面ライシメータにおける実蒸発散量の推定
- 土壌水分の変動から推定したメラピ火山南西山麓の地点蒸発散量
- 第27回森林保全懇話会シンポジウム : 山地災害の発生と対策
- リター層中を流下する雨水の水理特性
- 地すべり地における表面歪の分布と変化