Experiments on the Braking Effect of the Fan-Governor attached to a Logging Cableway
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概要
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運材用索道の補助制動機として風圧ガバナーを実際の運材索道に応用するとかなりの成果が期待できる。本報は四枚翼のアーム型長矩形回転翼を有する風圧制禦装置の制動効果について東京営林局千頭営林署大間川事業所の青〓索道を用いて測定した結果と理論計算値を比較してその実用性を検討したものである。曳索溝車と風車軸溝車間の伝動装置により増速を行う場合,曳索速度の計算には(7)式が用いられるが,連動索系にスリップが生ずる場合には,そのスリップによる減速を考え合せて(8)式によつて理論値を計算すれば実測値によく合致する。なおまた外側の翼板を取外した場合には取付けのアームは空気抵抗の受圧面として残り制禦効果があるので,計算にはそれを考慮に入れた(9)式を用いた。実測値は表I,計算値は表IIの通りで,この両者を比較したのが表IIIである。この結果より今迄用いられているCzitary氏等の公式に較べてこれらの理論式と図8の抵抗トルク係数値を用いて計算したものは実用的にはかなり正確度が高いので,十分風圧制禦装置の設計に供し得ることが知れた。
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forestsの論文
東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林,The Tokyo University Forests | 論文
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