わが国における温泉地の空間構成に関する研究-2-近代における温泉地空間の変遷
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概要
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本研究全体では,(1)近世後期から明治期にかけての温泉地における,空間構成の実態を明らかにする,(2)その空間構成(特に空間構造)を支えていた仕組みを明らかにする,(3)近代における空間構成の変遷過程の一般的な傾向を明らかにする,などの検討を通して,今後の保養滞在空間のあり方に関して考察することを目的とした。そして第II編である本報は,第I編において検討した温泉地の空間構成の近代における変遷について,考察・記述した。研究の進め方としては,熱海,伊香保,草津,城崎の4温泉地を重点調査対象地として,その空間構成の歴史的展開を調査し,全般的な変遷傾向について分析・考察を進めた。The aim of this study is to consider the future of the Japanese resort by (1) examining the space composition of the hot spring resort from the latter half of the Edo era through the Meiji era; (2) clarifying the principles that lay behind this space composition (especially the space structure); (3) clarifying the overall transitional pattern of the space composition of the hot spring resort in modern Japan;
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