女子大学生における好意度を規定する次元
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概要
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本研究の目的は、女子大学生が「好き-嫌い」及び「男・女らしさ」を判断する上で、対人認知の基本的3次元(「個人的親しみやすさ」,「社会的望ましさ」,「力本性」)のうち、どの次元を最も重視しているかを検討することであった。455名の女子大学生を調査対象として各次元の評定値の合計の差得点を比較した結果、女子大学生が異性の好き-嫌いの判断において重視するのは「個人的親しみやすさ」次元と「社会的望ましさ」次元であった。同性の好き-嫌いの判断において最も重視するのは「個人的親しみやすさ」次元であった。また、男らしさの判断において最も重視するのは「社会的望ましさ」次元であり、女らしさの判断において最も重視するのは「個人的親しみやすさ」次元であった。この結果から、女子学生では同性に対する好き嫌いと女らしさにおいて重視する次元の一致していることが明らかになった。
- 2007-03-31
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