運動有能感を高める評価法に関する研究
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概要
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本研究は、体育授業場面において生徒がどのような自己評価法を望んでいるのかを明らかにするとともに、生徒の求める評価法の選択に及ぼす運動有能感の影響について検討したものである。その結果以下のことが明らかになった。 ・全体の平均では相対評価、到達度評価の得点が低く否定的であったが、個人内評価、努力評価の得点が高く肯定的であることが明らかであった。・相対評価に関しては、運動有能感の全ての因子において得点が低い生徒ほど否定的であることが明らかであった。・到達度評価に関しては身体的有能さの認知及び受容感の下位群が上位群よりも否定的であることが明らであった。・個人内評価及び努力評価に関しては運動有能感の全ての因子において有意差はみられなかった。これらのことから、相対評価及び到達度評価は運動有能感の低い生徒が嫌う評価法であるが、個人内評価及び努力評価は運動有能感の高低に関係なく肯定的であったことから、個人内評価及び努力評価は全ての生徒が求める評価法であると考えられる。
- 2003-03-31
論文 | ランダム
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