4歳児の家庭における絵本体験の特徴 -幼稚園での絵本体験の影響をふまえての分析-
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は、家庭での絵本体験をふまえた保育実践を行うために、園児の家庭での絵本とのかかわりを明らかにすることである。そのため研究1では、4歳児の母親40人を対象に質問紙調査を行い、「子どもの絵本好意度」「読み聞かせ頻度」「保育年数」「母親の読書活動」の4点から園児の家庭での絵本体験を明らかにした。研究2では、3年保育児の母親15人に同一の質問紙調査を3歳と4歳時点の2回行い、3~4歳にかけての家庭での絵本体験の変化を検討した。2つの研究の主な結果は、以下の4点にまとめられる。①園での絵本体験が、家庭で読む絵本に大きく影響していた。家庭で読む絵本は、園を介したものが多くなっていた。②母親が期待する園での絵本とのかかわりは、多様で友だちの存在を生かした物語体験であった。③子どもの絵本好意度が高く、読み聞かせ頻度が高いほど、また母親の読書活動が盛んなほど、園児の家庭での絵本とのかかわりも頻繁かつ活発であった。④3,4歳の縦断比較では、子どもの絵本好意度は変化しないものの、絵本とふれあう機会や時間は減少していた。絵本の楽しみ方は、4歳になるとより物語の筋の展開に重点がおかれていた。
- 2007-03-31
論文 | ランダム
- AVP-015 前立腺肥大症に対する剥離TURPによる腺腫完全剥離への試み : 経尿道的前立腺剥離摘出術: TUDP(総会賞応募ビデオ,第94回日本泌尿器科学会総会)
- 人間ドックで発見された腎腫瘍の検討
- 腎盂尿管腫瘍に対して腎温存は可能か? : 泌尿器科癌における臓器保存の適応と限界
- 前立腺肥大症に対する塩酸タムスロジンの効果 : Presure-Flow Studyに基づく2群間での比較
- 膀胱癌浸潤能とMatrix Metalloproteinasde-2(MMP-2)の発現