現代日本における「看護とその基礎教育」の変遷と課題--戦後60年、築き上げてきたものは何か(2)
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概要
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看護職は,「看護ケア」の「プロフェッション(profession : 専門職)」を目指している。しかし,国民,社会から認められる「看護ケア」の「プロフェッション」となるには,まだまだ努力と歴史が必要である。本論文は,戦後60年間を振り返り,「看護とその基礎教育」の変遷を概観し,これまで「築き上げてきたもの」を歴史的に明らかにし,今後の課題を検討したものである。 現代日本の60年間の「看護とその基礎教育」の変遷は,15年ずつ4段階で発展している。改革第1段階-国家として看護制度を「基礎づくり」した時代,改革第2段階-基礎づくりした看護制度を量的に「基礎固め」した時代,改革第3段階-量的に基礎固めした看護制度を質的に「基礎固め」した時代,改革第4段階-「専門職化」を歩みだした時代である。本論文は(1)(2)に分けて,それぞれ30年ずつを振り返る。(1)では改革1~2段階の国家政策としての改革の時代を振り返った。本論文(2)では改革3~4段階の看護界のひとりひとりが改革を動かした時代を振り返る。
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