市民対象ダイエット教室における減量要因の検討─食行動変容と歩数,減量との関連性─
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概要
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市民対象公開講座「楽しいダイエット教室」(1998〜2004年,7〜10月の各3ヶ月間実施)の受講者,延127名の中高年女性に対して栄養・医学・運動面からの指導を行い,そこから得られた受講前後のデータを用いて減量に寄与すると考えられる要因の分析を行った。ダイエット教室参加により,受講生の体重,体脂肪率は有意に減少した。そこで減量に寄与した因子として食行動に注目し,その改善度の平均点で非改善群,改善群の2群に分けて解析を行った。その結果,食行動非改善群の体重減少率が4.2%にとどまったのに対し,食行動の改善群では7.7%と有意に高い減量効果がみられた。また,1日歩数も教室開始1ヵ月後までは差はみられなかったが,それ以後と歩数全体では食行動改善群が有意に高い値を示した。 For 3 months yearly (from July to October 1998-2004), in an open diet class for the public, we guided the nutrition, medications, and exercise for 127 middle-aged women. We analyzed the factors presumably contributing to weight reduction by using data before and after attending the diet class. After participating in the diet class, significant reductions were recognized in the body weight, BMI, percent of body fat. Therefore, we paid attention to the eating-behavior as a factor contributing to weight reduction. Then, we divided our subjects into two groups; namely, non-improvement group and improvement group at an average cutoff value of improvement points for the eating-behavior. We found that the percentage of loss weight in the improvement group of eating-behavior was 7.7%, being significantly greater than that in the non-improvement group (4.2%). One month later, both groups showed no difference in the number of walking steps. Nevertheless, the number of walking steps after 2-3 months was more in the eating-behavior improvement group than in the non-improvement group. These results suggest that the modified eating behavior correlated with the daily number of walking steps and weight reduction.
- 2007-09-28
著者
-
朝井 均
大阪教育大学 保健管理センター
-
朝井 均
大阪教育大学保健センター
-
朝井 均
大阪教育大学
-
朝井 均
羽衣国際大学
-
黒川 由美
羽衣国際大学人間生活学部
-
土田 幸恵
畿央大学健康科学部
-
朝井 忠
ももたにクリニック
-
朝井 知
南山城学園診療所
-
東根 裕子
大阪青山大学健康科学部
-
朝井 栄
アサイ神経クリニック
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